PFUは1月24日、個人向けドキュメントスキャナー「ScanSnap」や企業向けドキュメントスキャナー「fiシリーズ」「SPシリーズ」について、製品にプリントされている企業ロゴを富士通ブランドからリコーブランドに変更すると発表した。ブランド変更をした製品の出荷は2023年4月から。ScanSnapなど、製品自体のブランドは変更しない。

  • PFUの個人向けドキュメントスキャナー「ScanSnap」シリーズ

富士通の子会社だったPFUは、2022年9月1日にリコーグループになった。スキャナー製品には、引き続き「Fujitsu」の企業ロゴが用いられていたが、2023年4月から「RICOH」の企業ロゴに切り替える。リコーブランドが用いられている複合機(MFP)やプリンターと企業ブランドを合わせ、販売の拡大を狙うのが目的。2023年8月末までには、全世界で切り替えが完了する見込み。ScanSnapやfiシリーズなど製品自体のブランドは継承し、変更はしない。

  • スキャナー製品にプリントされている「Fujitsu」ロゴが、2023年4月から「RICOH」のロゴに切り替わる

小型キーボード「Happy Hacking Keyboard」(HHKB)は、これまで製品にFujitsuロゴやPFUロゴを一切プリントしてこなかった異色の存在だが、HHKBブランドが愛好者に浸透していることから、新たにリコーの企業ロゴを製品に入れる予定はないという。

  • 根強い人気を誇るPFUの小型キーボード「Happy Hacking Keyboard」(HHKB)。伝統的にPFUロゴやFujitsuロゴは入れていなかった

  • 中央がPFUの村上清治社長