芸能人やアーティストの写真をチェックできたり、美容やファッションの情報を知ることができたりと、Instagramには魅力がたくさんあります。小学生でもInstagramを見たくなるかもしれませんが、利用年齢は「13歳以上」と定められています。今回は年齢制限について、詳しく説明します。
Instagramのアカウント作成は13歳以上
Instagramでアカウントを作成するには、ほとんどの国で13歳以上である必要があります。日本でも13歳以上でなければ作成できません。
この年齢制限は、Instagramの利用規約で定められています。アメリカの「児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)」において、ウェブサイトやオンラインサービスの事業者が13歳未満の子どもの個人情報を収集、利用、開示する際には保護者に通知して同意を得ることを制定しているため、関連する事業者は13歳未満を区切りとするケースが多く見られます。Instagramもこの法に則り、13歳未満の子どもの利用を制限していると思われます。
もし13歳未満の子どもがアカウントを作成しなければならないときは、プロフィールの自己紹介にそのアカウントが保護者または管理者によって管理されていることを明記する必要があります。例えば、子役としてタレント活動をしているなど、大人の管理で運営するケースです。
13歳未満の子どもがアカウントを所有していたら?
Instagramのアカウントを作成する際には、誕生日を登録します。ペットのアカウントを作りたい場合など、利用者個人のためではないアカウントを作成する場合でも、誕生日の登録は必須です。13歳未満の子どもがアカウントを作っている場合、虚偽の誕生日を申告していることになります。
もし13歳未満の子どもがアカウントを作成しているところを見かけたら、アカウントを削除するように促すか、Instagramに報告しましょう。アカウントが13歳以上の人によって管理されていることが確認できない場合、そのアカウントは削除されます。
13歳以上の子どものアカウントは大人と同じ?
13歳以上の年齢でも、子どもの場合、成人アカウントと同じ環境ではありません。例えば酒類などの成人向けコンテンツを子どもが見られないように設定しているケースもあります。
また、16歳未満の利用者が新規にアカウントを作成すると、公開範囲を制限する「非公開アカウント」で作成されます。すでにアカウントを作成している16歳未満にも、非公開アカウントにするメリットなどが通知されています。
18歳未満の利用者は、自分がフォローしていない大人からのDMを受け取れないようになっています。なお、Instagramでは、不審な大人に子どもが狙われることないように、利用者の年齢とフォロー関係をチェックしています。もしフォロー関係であっても、大量のフォローリクエストなどを送っているアカウントがあった場合、DMで利用者に通知されます。
さらに、大人には若年層のアカウントをおすすめしない、「発見」タブや「リール」で18歳未満の投稿を非表示にするといった制限も行っています。
Instagramを安全に使わせるには
子どもが13歳以上になり、Instagramを使い始めるとき、保護者はどのように使わせるべきか悩むこともあるでしょう。
安全に使ってもらうために、Instagramでは「ファミリーセンター」を開設しています。こちらの「概要」ページには「保護者のためのInstagramガイド」が用意されているので、ダウンロードして読んでおくことをおすすめします。
ダッシュボードでは、ペアレンタルコントロールで見守っているアカウントを見られます。専門家の意見を読める「教育ハブ」(英語)、「ヘルプセンター」、「Instagramの安全」(英語)へのリンクもあります。「Instagramの安全」については、日本語サイトもあるので、目を通しておくとよいでしょう。
また、親子でInstagramの使い方を話し合うために、「話し合いガイド」を活用するといいですね。ガイドはこちらの「一緒に話そう!インスタANZENルール」からダウンロードできます。
そして、「ペアレンタルコントロール」で保護者のアカウントから子どものアカウントを見守ることもできます。ペアレンタルコントロールの設定方法は、「Instagramでペアレンタルコントロールを設定する」に解説しています。慣れないうちは危ない使い方をしてしまう可能性があるので、設定しておくと安心です。
最近は、Instagramを早く始めたがるお子さんが増えていると思います。利用年齢に達するまでは準備期間として、保護者がInstagramの使わせ方を学んで子どもと話し合っておくと、トラブルのないスタートを切ることができるでしょう。