日本のカメラメーカー・シグマのカメラ用交換レンズの製造工程を垣間見られる動画が、YouTubeで公開されている。
この動画は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営する、科学技術の最新情報サイト「Science Portal」のYouTubeチャンネルで公開されている。原料や材料から身のまわりにある製品ができあがる姿を追う「THE MAKING」(ザ・メイキング)シリーズの第322回「カメラ用交換レンズ」で取り上げられているのが、シグマのカメラ用交換レンズだ。
カメラ用交換レンズは、広角や望遠など、撮影の幅を拡げるのに欠かせない。内部に入っている一枚一枚のレンズは、「硝材(しょうざい)」から削り出され、磨かれて、コーティング加工などを経て作られる。レンズはその後、アルミニウムやプラスチックなどを加工して作られた筒型の部品などに組み込まれ、1本の交換レンズに仕上げられていく。
動画の中では、レンズの具体的な型番や仕様には触れていないが、「Artライン」の製品で焦点距離が24-70mmの標準ズームレンズであることがうかがえる。また、終盤の組み立て工程のシーンでは、鏡胴の側面に刻印された「24-70mm F2.8 DG DN」という型番が見えている。シグマの公式Twitterアカウント(@Sigma_Japan )は11月7日にこの動画について、ミラーレス用ズームレンズ「24-70mm F2.8 DG DN | Art」の製造工程を収録したものであることを明らかにした。
出演・協力機関
- シグマ 会津工場(撮影場所:福島県磐梯町)
科学技術振興機構(JST)のYouTube「SCIENCE CHANNEL」にて公開中の「THE MAKING(322)カメラ用交換レンズができるまで」は、ミラーレス用ズームレンズの #SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Artを、弊社 #会津 工場にて製造する工程が収録されています。https://t.co/aCrcOBuIsr#Lマウント #Eマウント
— SIGMA Japan (@Sigma_Japan) November 7, 2022
THE MAKING(#ザ・メイキング)第322回は、カメラ用交換レンズができるまで。「硝材(しょうざい)」から削り出されたレンズを磨き、コーティング加工を施し、筒型の部品に組み込んで1本の #交換レンズ に仕上げていきます。 #サイエンスポータルhttps://t.co/h1JGEEnEMD
— サイエンスポータル(+ウィンドウ&チャンネル) (@sciportalJST) November 3, 2022
【更新・追記】シグマ公式Twitterアカウントの投稿に基づき、記事内容を一部修正・加筆した。(11月7日 12:25)