ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 5(PS5)の最新システムソフトウェアを9月7日に提供開始。1440p解像度でのHDMI映像出力に正式対応するほか、ゲームリストなど要望が多かったという複数の機能を追加。PlayStation Appにも新機能が加わる。
ベータ版でテストしていた、1440p解像度でのHDMI出力を正式にサポート。既報の通り、1440p/60Hz、または1440p/120Hzと1440p/60Hzに両対応しているテレビやPCモニターでこの解像度設定が選べるようになり、プレイ中のゲームが1440p解像度でのレンダリングに対応している場合、ネイティブ解像度で出力する。なお、PS5のVRR機能では1080pや4Kでの映像出力が可能だが、1440pには対応していない。
サウンド面では、新たに3Dオーディオとステレオオーディオを聴き比べる機能を追加。違いを聴き比べて、どちらか好きな設定が選べるようになった。ほかにも、要望が多かったという「ゲームリスト」を新たに作成できるようになっており、手持ちのゲームを管理しやすくした。
ソーシャル機能では新たに、パーティーのメンバーにシェアスクリーンをリクエストしたり、新しいフレンドのプロフィールを簡単に閲覧したりできるほか、パーティーに参加した際にフレンドがプレイしているゲームにすぐに参加できるよう、通知を受け取れるようにしている。
このほか、中断していたゲームを再開するときに、進行中のアクティビティがゲームハブの上部に目立つように表示され、より簡単に素早くゲームを再開できるようになる。
さらに、PS5本体のアップデートに加え、モバイル機器向けのPS Appにもいくつかの新機能を追加。9月から全世界に向けて順次配信する。
まず、iOS/Android用PS Appから、PS Remote Playアプリを直接起動し、リモートプレイのセッションを開始できるようになる。
PS AppとPS5本体をリンクし、PS5本体がレストモードになっている状態から、PS Appのゲームハブで「PS Remote Playでプレイ」と表示されたアイコンを選択すると、自動的にゲームが起動。リモートプレイのセッションを開始する。同機能を利用するには、PS App・PS Remote Playの両アプリをインストールする必要がある。
また、PS5本体の機能と同様に、PS Appからもパーティーメンバーにシェアスクリーンをリクエストし、フレンドのゲームプレイをアプリから視聴可能に。外出先でもフレンドと簡単につながれるようになる。