フィリップス・ジャパンは8月1日、同社電動シェーバー最上位シリーズ「S9000」シリーズに価格を抑えた2モデルを追加した。8月上旬から、Amazon.co.jp、家電量販店、フィリップス公式ストア 楽天市場店/PayPayモール店で順次発売する。

価格はオープンプライス。カラーがブラックの「S9696/31」とダーククロームの「S9697/31」をラインナップし、市場想定価格はいずれも28,820円前後。カラー以外の仕様はすべて共通。

  • 左から「S9696/31」(ブラック)、「S9697/31」(ダーククローム)

S9000シリーズは、3つのシェービングユニットを備えた「スリーサイクロンヘッド」や、ひげ密度感知システムにより、ひげの密度を毎秒500回感知して自動でパワー調節する独自技術「SkinIQテクノロジー」を備える点が特徴の、フィリップス製電動シェーバーの最上位シリーズ。

S9000の既存モデルは、本体カラーがクロームシルバーの「S9985/50」(38,280円)、充電スタンドを同梱した本体カラーがアイスブルーの「S9982/54」(42,900円)、さらにヒゲスタイラー(AC20)を同梱するダーククロームカラーの「S9987/59」(48,400円)の3種(価格はフィリップス公式ストア 楽天市場店)。

今回追加された2モデルは、剃刃やヘッド部分は既存のS9000モデルと同等のシェービング性能を持ちつつも、一部機能や付属品(洗浄用のクイッククリーンポッド)を絞って価格を抑えたモデル。機能の制限として、上位機にある過圧防止センサーを非搭載とし、ひげ密度感知システムの感知回数をS7000シリーズと同等の毎秒125回に減らした。過圧防止センサーは毎秒30回、肌への圧力を感知し、ライトリングの色を3段階で変化させて、適切な圧力をリアルタイムで知らせる機能。

上記の点以外はS9000シリーズの機能を備える。毎分150,000回カットする72枚の「デュアルスティールプレシジョン刃」を装備し、1ストロークあたりのカット量が中位モデルのS7000と比較して多く、より短時間でのシェービングが可能だ。また、回転するたびに内刃が外刃で研磨する自動研磨システムを搭載し、常にシャープな切れ味を保つという。

  • デュアルスティールプレシジョン刃のイメージ図

ヘッドは回転する3つのスリーサイクロンヘッドを採用し、それぞれが360度回転し顔の輪郭や凹凸に密着することで剃り残しを低減する。さらに、ヘッド内の刃も同時に360度回転し、いろいろな方向に生えたヒゲを効率よく巻き取ることが可能だ。このほか、ヘッドにはマイクロビーズコーティングを施し、1平方ミリメートルあたり最大2,000個の微小な球構造が肌との摩擦を減らす。

  • 360度回転するスリーサイクロンヘッドとマイクロビーズコーティング(両方イメージ)

スマートフォンとBluetooth接続でき、専用アプリ「フィリップスメンズグルーミングアプリ」からシェービングのガイドを受けられる。シェーバーに内蔵するモーションコントロールセンサーが感知した動きや時間を評価・表示して、適したストロークで剃れるように導く。

  • 効率的なストロークで剃れるように、ガイドが導く

IPX7の防水性能を備え、浴室でも使える。約1時間の充電で50分使用可能だ。充電ケーブルは従来のケーブル一体型ACアダプターから、専用USB充電アダプターとした。

本体サイズはW65×D67×H180mm、重さは約200g。USB充電アダプター、充電ケーブル、クリーニングブラシなどが付属する。