東京・渋谷の実験型未来共創スペース「マイラボ渋谷」にて、無駄な時間を体験できる催し「株式会社無駄 渋谷支展 - 無駄なおしごと体験 -」が2022年8月8日から9月11日までの期間限定で開催される。時間を無駄にする仕事を体験できるそうだ。

  • 存分に時間を無駄にできる「無駄なおしごと体験」が開催へ

    無駄な仕事を体験できる!行って存分に時間を無駄にしたい

「株式会社無駄 渋谷支展 - 無駄なおしごと体験 -」では、マイラボ渋谷が株式会社無駄の支店となり、そこに体験入社するという設定のようだ。「人工的にイヤホンケーブルを絡ませるマシーン」で、「イヤホンを絡ませて解く仕事」や、「ビニール袋が風に舞うのをずっとみられるマシーン」で、「永遠に舞うビニール袋を見張る仕事」など、展示物を実際に体験できる。このほかにも「無駄な時間」をテーマに5~6点の作品を展示するそう。

  • 社員として無駄な仕事をする。時間を無駄にする罪悪感もありそうだけど、楽しそう

加えて8月12~14日には、今回の無駄なおしごと体験の主催者である藤原麻里菜さんのアイデア発想法を学べる講義や、目が光るアクセサリーを作るワークショップが開催される。また、寿司プラモで人気のプラモデルメーカー Studio SYUTOとコラボした「ゴミプラモ(税込1,540円)」を先行販売する。これは、組み立てると丸まったティッシュペーパーができあがるというものだ。

  • Studio SYUTOの「ゴミプラモ」。まさに無駄の極み

主催の藤原さんは、頭の中に浮かんだ不必要な物を作り出す「無駄づくり」を主な活動として、YouTubeを中心にコンテンツを広げている。2013年から「無駄づくり」を開始し、これまで200個以上の不要物を作っているという。なお、藤原さんはTwitterでも意欲的に「無駄づくり」を紹介している。例えば、マスクにQRコードがついており、それを携帯で読み込むと口元の写真が表示されるというものや、スイカバー専用のケースなどなど。面白い「無駄づくり」が多数掲載されている。

ネット上では「なんて素敵なお仕事!!」「行きたい!」「いかねば!」などの声が寄せられた。「無駄」は余裕の無い人々にとって癒しだとかなんとか。