タムロンは7月28日、ソニーEマウント対応の超望遠ズームレンズ「50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD」(Model A067)の開発を発表した。400mmまでの超望遠域をカバーするレンズながら、広角端を50mm始まりとし、利便性を高めたのが特徴。純正品にはない特徴を持つ超望遠ズームとして注目を集めそうだ。

発売は2022年秋の予定で、価格は未定。

  • 広角端を50mm始まりとしたソニーEマウント対応の超望遠ズームレンズ「50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD」(Model A067)

50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXDのおもな特徴は以下の通り。

  • 50mmから400mmまでを広くカバーする8倍のズーム比
  • ズーム全域で高画質に仕上げた
  • AFにリニアモーターを用いたVXDを採用、速度や精度を高めた
  • レンズ内手ぶれ補正機構(VC)を内蔵
  • 別売アクセサリーで三脚座を用意
  • 専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」用のポートを搭載、フォーカスリミッターなどのカスタマイズが可能に
  • 広角端で最大撮影倍率1:2のハーフマクロ撮影に対応
  • フィルター径は同社のEマウントレンズと同じ67mm
  • 長さ183.4mm、重さ1,155gのコンパクト設計

望遠端を400mmまでカバーする一般的な超望遠ズームレンズは、広角側が100mm始まりなのが一般的。本製品は広角側を50mm始まりとすることで、別途標準ズームレンズを用意することなく、1本でさまざまな撮影に対応するのが特徴。ワイド側を伸ばしつつ、本体は肥大化することなくコンパクトにまとめており、タムロンらしい1本に仕上がっていると感じる。

詳細なスペックはまだ公開されておらず、正式発表時に公開されるとみられる。