米Bloombergは1月25日(現地時間)、NVIDIAが400億ドル規模のArm買収を断念しようとしていると報じた。なお、NVIDIAとArmはまだ最終的な決定は行っておらず、買収の実現への立場も変更していない。

Armは2016年9月にSoftbank傘下に入り、2020年9月にはNVIDIAに売却されることが発表されていた。これまでNVIDIAは買収に向けて規制当局からの承認を得るための調整を進めてきたが、業界からの反発が激しく、目立った進展が得られていなかったという。

Armのプロセッサに関する知的財産は極めて多くのスマートフォン用チップなどに採用されており、中立性が重要という見方が強い。なお、本来のスケジュールでは2022年3月までに買収を完了する予定だった。