キオクシアは11月16日、「KIOXIA」ブランドから、PCIe 4.0に対応した小型クライアントSSD「KIOXIA BG5」シリーズのサンプル出荷を開始した。256GB / 512GB / 1,024GBのラインナップを用意。フォームファクタはM.2 2230とM.2 2280タイプ。
KIOXIA BG5シリーズは、ノートPCなどモバイル機器向けの小型クライアントSSD。同社の第5世代3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH TLC」を搭載する。インタフェースはPCIe Gen4 x4で(NVMe 1.4対応)、最大転送速度はシーケンシャルリードが3,500MB/s、シーケンシャルライトが2,900MB/s、ランダムリードが500,000 IOPS、ランダムライトが450,000 IOPSに達する。PCIe Gen3 x4レーン構成の同社製品と比較して、シーケンシャルリードで約1.5倍、シーケンシャルライトで約1.6倍の性能。
高速なデータ処理を求めるノートPCや小型モバイル機器向けに適しており、バーチャル・マルチLUN(Logical Unit Number)やHMB(Host Memory Buffer)などの技術も採用している。