キヤノンは11月16日、RFマウントのフルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」「EOS R6」とEFマウントのフルサイズ一眼レフカメラ「EOS-1D X Mark III」の新しいファームウエアを発表した。おもにAF(オートフォーカス)性能を引き上げる。ファームウエアの提供開始はいずれも12月2日の予定で、ファームウエアのダウンロードは無料。
新ファームウエアによるおもな改良点は以下の通り。
EOS R5、EOS R6(ファームウエア Version 1.5.0)
- ウインタースポーツでヘルメットやゴーグルなどを装着している人物に対する頭部検出性能の向上
- [AF]タブの[検出する被写体]に[乗り物優先]を追加し、モータースポーツにおける車・バイクの検出に対応。ドライバーやライダーのヘルメットを検出する[スポット検出]も設定可能(一般の乗用車、商用車、バイクは検出できない場合がある)
- 瞳検出時、顔の中に陰影があるときや前髪が目にかかっているときの検出性能を向上
- 人物の胴体検出に対応。瞳や顔、頭部が隠れたり検出できなくなったときに、胴体を検出して粘り強くトラッキングを継続
EOS-1D X Mark III(ファームウエア Version 1.6.0)
- ウインタースポーツでヘルメットやゴーグルなどを装着している人物に対する頭部検出性能の向上