伊IK Multimediaは、AAX/AU/VSTに対応したリバーブプラグイン「T-RackS FAME Studio Reverb」を発売した。価格は19,790円だが、現在、発売記念イントロ価格17,150円での提供を行っている。

  • AAX/AU/VSTに対応したリバーブプラグイン「T-RackS FAME Studio Reverb」

T-RackS FAME Studio Reverbは、米国アラバマ州マッスル・ショールズにあるフェイム・レコーディング・スタジオの協力を得て開発されたリバーブプラグイン。同スタジオの2つのライブ・ルーム、5つのアイソレーション・ブース、EMTプレートリバーブ、エコー・チェンバーと、計9つの空間を再現。それぞれにModernモードとVintageモードを搭載し、1つのプラグインで、多彩な響きに対応できるようになっている。

空間のインパルス・レスポンスだけでなく、フェイム・スタジオの所有するヴィンテージ・マイク、各スタジオのサウンドの肝になっているコンソール、楽器やマイクの配置も再現。スタジオAでは、Neve 823が、スタジオBはSSL 6056 Eのサウンドが得られる。さらにビンテージなサウンドが欲しい場合は、フェイム・スタジオのために手作りされたオリジナルのコンソールであるUniversal Audio 610を選択して、1960、70年代のバイブを得ることもできる。また、各スタジオの独特な音響特性を捉えるため、IK Multimedia独自のVRM(Volumetric Response Modeling = 体積応答モデリング)とハイブリッド・コンボリューション技術が投入されている。エフェクトのパラメーターもプリ・ディレイ、ディケイ、EQおよび各マイクのレベル、パンニング、ソロ・モニタリングといった具合に豊富なコントロールを用意。各スタジオのライブ・ルームでは、ウェットL/R、ドライ・フェーダーに加え、モノラルのルーム・アンビエンス・フェーダーを2つ搭載しており、それらをステレオ信号にミックスしたり、単独で使用したりすることで、フェイム・スタジオでレコーディングを行っているかのような、リアルなサウンドを楽しめる。

AAX、VST2/3、Audio Unitsの単体プラグインとしてだけでなく、「T-RackS 5 Suite」の一部としての利用も可能。T-RackS 5にはMac/PC用のスタンドアローン版も提供されており、他のT-RackSプロセッサーと組み合わせて使用することで、素早くミックス、マスタリングが行えるようになる。

動作環境は以下の通り。

  • Mac(64bit):Mac OS X 10.10 以降、Intel Core 2 Duo以上のプロセッサー、 4GB以上のメモリ(8GB推奨)、Audio UnitsまたはVST2/3、AAXに対応したホストアプリケーション
  • Windows(64bit):Windows 7/8/10、Intel Core DuoまたはAMD Athlon 64 X2以上のプロセッサー、 4GB以上のメモリ(8GB推奨)、ASIO準拠のサウンドカード、VST2/3またはAAXに対応したホストアプリケーション