ITGマーケティングは10月22日、PCIe 4.0接続に対応するSamsung製M.2 NVMe SSD「980 PRO」シリーズに、ヒートシンクをあらかじめ搭載する「Samsung SSD 980 PRO with Heatsink」を発表した。11月上旬からの発売を予定しており、容量は1TBと2TBを用意。価格はオープンプライスで、メーカー想定価格は1TBモデルが23,480円、2TBモデルが39,980円。
これまでサムスンのコンシューマー向けM.2 NVMe SSD製品群にヒートシンクが付属するモデルは1つもなかったが、今回初めてヒートシンクをあらかじめ装着して冷却性能を高めたモデルが登場する。同社がデータセンター向けSSD製品で培った冷却ノウハウを盛り込んだとしており、PlayStation 5への搭載にも対応。最大読み込み速度は6,500MB/sと高速で、ITGマーケティングがPlayStaiton 5での正常動作を確認している。
ヒートシンク以外の主な仕様は「980 PRO」と共通で、コントローラーはSamsung Elpisを搭載し、記憶域にはSamsung V-NAND 3bit MLC(TLC)を組み合わせる。なお、ヒートシンクを取り外しての使用は推奨していない。パッケージには新しく環境に配慮したFSC(Forest Stewardship Council)認証のパルプトレイを使用することで、プラスチック素材を極力廃したとしている。