富士フイルムは、ワイドフォーマットフィルムに印刷できるポータブルチェキプリンター「instax Link WIDE」を発表した。10月22日から発売を予定しており、価格はオープンプライス。実売価格は17,800円前後を見込む。
スマートフォンや富士フイルム製カメラ「X-S10」とBluetoothで接続し、どこへでも持ち運んでチェキプリントを行えるポータブルプリンター製品。すでに販売中の「instax mini Link」よりもおよそ2倍大きなワイドフォーマットフィルムサイズ(86×108mm)でプリントできる点が特徴で、大人数での集合写真や風景写真など、大きさを生かした幅広い表現を行える。
印刷用アプリはinstax Link WIDE専用のものが提供され、多彩な画像編集・デコレーション機能を利用可能。画像を上にスワイプするとすぐに印刷が始まる直感的な操作系を採用したほか、音声やメッセージ、URL、地図上の位置情報をQRコードとして組み込む「QR Print モード」を搭載し、画像にあわせてさまざまなコンテンツをチェキプリントに含めることができる。
プリントでは色彩を豊かに表現できる「instax-Rich モード」を新しく搭載し、チェキプリントならではの柔らかい風合いが楽しめるという「instax-Natural モード」と使い分けられる。さらに印字用紙には従来の白に加え、今回新しく黒い印字用紙をラインナップ。チェキプリント特有の大きな枠を黒で締めることで、写真をいっそう引き立ててクールな印象を与えられるとしている。
その他の主な仕様として、記録方式は有機ELによる3色露光。印字用紙は別売りの「富士フイルム インスタントフィルム instax WIDE」に対応し、プリント画面サイズは62×99mm、プリント解像度は800×1,260ドット。RGB各色256段階の階調を備え、フル充電から約100枚印刷できるバッテリーを内蔵する。本体サイズはW139×D127.5×H33.7mm、重さは340g(フィルムを含まない)。付属品に30cmのUSB microBケーブルと、縦置き用スタンド、落下防止用ストラップを同梱する。