米Intelは9月24日(現地時間)、アリゾナ州チャンドラーのオコティージョキャンパスで、2つの最先端プロセス製造ファブ「Fab 52」「Fab 62」の起工式を実施した。起工式にはIntel CEOのパット・ゲルシンガー氏が登壇し、米国における半導体産業へのコミットメントを改めて表明している。
アリゾナ州は同社における製造拠点で、今回起工式が行われた新ファブ「Fab 52」「Fab 62」の建設によってオコティージョキャンパス内には合計6つのファブが設置されることになる。新ファブの操業開始は2024年を予定しており、RibbonFETやPowerViaなどの最先端プロセスを搭載したIntel 20Aの製造に充てられるとしている。
アリゾナ州知事のダグ・ドゥシー氏は今回の起工式に寄せて、「今日の画期的なイベントは、アリゾナにおける半導体生産に新たな展望をもたらしてくれました。Intelは40年以上に渡ってアリゾナ州のイノベーション経済の中心に位置し、今回の拡張で今後数十年の発展を約束してくれます。数千の雇用を創出し、半導体製造における世界的リーダーとして、アリゾナの地位は確固たるものになるでしょう」と述べた。