アイ・オー・データ機器は7月7日、AI顔追尾機能を搭載したWebカメラ「TC-MSC200」を発表した。7月末から発売する。直販の「アイオープラザ」価格は23,980円。

  • TC-MSC200

カメラが人の顔を自動で追いかける「AI顔追尾」機能を搭載したWebカメラ。会議中に室内で移動したり、途中で参加者が増減したりしても、全員が映るようにAIがフレーミングを自動で調整するため、人の移動に合わせてカメラの向きを調整する必要がないとする。

また、カメラ枠内の構図が定まった時に「ポーズ」にすることでフレーミングの固定も可能。AI顔追尾機能の「オン/ポーズ/オフ」は本体前面に備わるタッチセンサーで切り替えられる。

  • 取り付けイメージ。上下方向に8度ずつ角度調整できるスタンドで液晶ディスプレイの上に設置できるほか、底部には三脚への取り付けが可能な三脚穴が用意される

  • 下部には上下方向に8度ずつ角度調整できるスタンドを装備

マイクは天面と前面に2つずつの合計4つ、スピーカーは天面に1つ内蔵し、別途マイクやスピーカーを用意することなくWEB会議などを始められる。マイクはノイズリダクションやエコーキャンセラー、オートゲインコントロールといった音声処理機能を搭載する。

付属のUSBケーブルでPCに接続するだけで使用でき、給電はUSBバスパワーで動作。USB-A to USB-C変換アダプターが付属し、USB-Cポートしか備えないPCでも利用できる。また、専用ドライバーのインストールも不要だ。

  • 底面には三脚穴(1/4インチ)を用意

主な仕様は、本体サイズがW230×D60×H56mm、重さが約390g。USBケーブル長は約1.8m。カメラが360万画素CMOSセンサー、最大解像度が2,560×1,440ドット、最短撮影距離が50cm、レンズの明るさがF2.2。

最大フレームレートは30fps、画角は水平81度、垂直52度、対角89度。フォーカスは固定。対応フォーマットはMJPEG、YUV、H.264。

対応機種はUSB 2.0ポートを搭載したWindows PC、Mac、Chromebook。対応OSはWindows 10 IoT Enterprise / 10 / 8.1、macOS 10.12~11、Chrome OS。動作確認済みアプリはMicrosoft Teams、Skype、Zoom、Google Meet、Googleハングアウト、Cisco Webex Meetings。

  • 背面