米Amazonは、Fire TVの機能を内蔵した4K液晶テレビ「Toshiba Smart Fire TV」を5月12日(現地時間)から順次発売する。Amazon.comと米国の大手家電量販店Best Buyで取り扱い、執筆時点の価格は、43V型が369.99ドル、50V型が469.99ドル。55/65/75V型も「まもなく登場する」としている。国内のAmazon.co.jpでは取り扱っていない。

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    Toshiba Smart Fire TV(C350 Series)

AmazonのFire TVシリーズは、テレビのHDMI端子につなぐスティック端末だが、海外市場ではFire TVの機能をテレビに内蔵し、直感的なユーザーインタフェースでテレビ放送やストリーミング配信が楽しめる「Amazon Fire TV Edition」が販売されている。

新しい「Toshiba Smart Fire TV」(C350 Series)は米国の東芝製で、Fire TVに加えてAlexaの機能も内蔵。視聴中のコンテンツの上に、ビデオドアベルやスマートカメラの映像を重ねて表示するライブビューピクチャーインピクチャー(PIP)機能を備え、互換性のあるAV機器をAlexa経由で音声操作することもできる。

たとえば、付属の音声リモコンのマイクボタンを押して「アレクサ、玄関のカメラをプレビューして」と声をかけたり、ビデオドアベルが鳴らされたときに、カメラからのライブビューPIP画面をコンテンツの上に表示。また、「アレクサ、画像モードをムービーに設定」、「アレクサ、低音を3に設定」などと声をかけるだけで、テレビの画質・音声設定を簡単に調整できるとする。

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独自の映像処理エンジン「Regza Engine 4K」を搭載。「PQテクノロジーと高品質の(4K解像度の)液晶パネルを組み合わせることで、息を呑むような画質の驚異的なUltra HD 4K映像を楽しめる」という。HDR方式は、HDR10とDolby Visionをサポート。バーチャルサラウンド技術の「DTS Virtual:X」にも対応している。

HDMI端子とUSB端子を装備。無線LAN機能は、Wi-Fiセキュリティの新規格「WPA3(Wi-Fi Protected Access 3)」をサポートする。

狭額縁デザインのベゼルを採用。リビング空間の横線と縦線をベースにした「エッセンシャルビューティー」の理念を追求し、周囲に溶け込むことでリビングをスタイリッシュに演出するという。型番は、50V型が「50C350KU」、43V型が「43C350KU」。