コニカミノルタプラネタリウムは3月4日、日本初のLEDドームシステムを採用したプラネタリウムドームシアターを新設すると発表。2021年秋に名古屋、2022年春に横浜でのオープンを目指す。

  • alt

    2022年春に横浜でオープン予定の新施設の外観

一般的なプラネタリウムは、ドーム状のスクリーンに星空や映像を投映する方式が主流だ。コニカミノルタプラネタリウムが新たに開業する2つの直営館のドームには、自発光するパネルを用いたLEDドームシステム「DYNAVISION-LED」を導入。高輝度・高色域により、「今までにない臨場感と美しい星空を体験できる」とする。

  • alt

    LEDドームシステムのパネルの一部分

ドーム設計や機器開発から、運営形態や投映する作品まで、同社が培ってきたノウハウを投入。ネットワークやクラウドと連携したプラットフォーム型サービス「Connected Dome」も導入し、「プラネタリウム業界にデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation:DX)をもたらすショールームとして、高臨場感コンテンツの上映や多目的なドームシアター施設の活用においても新たな提案ができる場所とする」という。

名古屋の新施設は「(仮称)ノリタケの森プロジェクト」(所在地:愛知県名古屋市西区則武新町3丁目)でオープン予定。横浜の新施設は「横濱ゲートタワー」(神奈川県横浜市西区高島1丁目2番)でオープンする。新施設の名称はどちらも未定。座席数はそれぞれ約170席を予定している。具体的な施設内容や運営方針、正式名称などについては、決定次第案内するという。

  • alt

    名古屋の新施設の外観イメージ