コシナは、「Voigtlander(フォクトレンダー)」ブランドの交換レンズ新製品として、VMマウント向けの「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical VM」と、ソニーEマウント向けの「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical E-mount」を発表した。いずれも希望小売価格は120,000円(税別)で、VMマウント向けが3月発売予定、ソニーEマウント向けが4月に発売を予定する。

  • VMマウント用の「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical VM」

  • ソニーEマウント向けの「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical E-mount」

両製品ともに、同社レンズの中で特に高性能な製品にのみ与えられる称号「APO-LANTHER」を冠する35mm F2の交換レンズ製品。アポクロマート設計の採用で軸上色収差など各種収差を徹底的に排除したほか、解像力やコントラスト再現性に関しても究極の性能を追求。フォーカス方式はマニュアルフォーカスで、フローティング機構によって最短撮影距離から遠景まで破綻のない描写力を発揮するという。

鏡筒は総金属製で、マウント部には電子接点を搭載してexif記録に対応する。開放絞り、F2.8、F5.6、F16で円形になる特殊形状の絞り羽根を12枚内蔵し、点光源などで玉ボケを生かした作画が行えるという。ソニーEマウント用とVMマウント用ではマウント部だけではなく、外観や設計が一部異なっている。主な仕様は以下の通り。

製品名 APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical VM APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical E-mount
レンズ構成 9群11枚(非球面×2、異常部分分散ガラス×5) 9群11枚(非球面×2、異常部分分散ガラス×5)
絞り羽根 12枚 12枚
絞り値 F2~F16 F2~F16
最短撮影距離 0.5m 0.35m
最大径×全長 55.6×58.1mm 62.6×67.3mm
重さ 304g 352g