ヤフーは、2020年4月〜9月の半年間で約1億1,000万件の広告素材を、Yahoo! JAPANの基準に抵触する素材として非承認にしたと発表。体型や毛髪など人のコンプレックス部分を強調する「ユーザーに不快感を与えるような表現」の画像・動画広告素材の非承認が目立ったという。

  • ヤフー、約1.1億件の広告素材を非承認

    ヤフー、約1.1億件の広告素材を非承認

この半年間で、上記のような閲覧者に不快感を与える表現のほか、第三者による調査などの裏付けがない「最上級表示、No.1表示」や、「薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品」の基準に抵触する広告素材数も多く見られたという。

また、「定期購入(継続購入)を条件とした通信販売」の被害が増加していることから、定期購入の条件が分かりにくい広告に対する審査を強化。その結果、2019年度下半期と比べて約4倍(15万7,502件→62万8,384件)の定期購入に関する広告を非承認にした。

なお、非承認にした1億1,000万件とは、同社の広告掲載基準や広告入稿規定、広告販売ルールに抵触した広告のタイトルや説明文、画像、リンク先のウェブサイト、キーワードなどの各非承認数を合計したもので、広告単体の件数ではない。ヤフーが12月15日に発表した、2020年度上半期(2020年4月1日~9月30日)の「広告サービス品質に関する透明性レポート」にて詳細を公開している。

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