マクセルは7月27日、高輝度で視認性のよい空中映像と高精度の空中操作が可能な非接触HMI「Advanced Floating Image Display(以下 AFID)」を開発したことを発表した。
AFIDは、マクセルが独自開発した映像光制御技術であるLLIS技術を採用した新映像装置と、日本カーバイド工業の再帰光学部材を使用して開発した非接触HMI(人間と機械が情報をやりとりするための手段やそのための入出力装置)。
高輝度かつ高コントラストな「空中映像」を表示でき、さらに高精度センサーと組み合わせることで、空中に表示されたスイッチやアイコンをタブレット端末のように指で操作できるという。
画面に直接触れずに操作できるため、医療機関や金融機関、商業施設、 交通機関など、不特定多数の人々が利用する場所において、感染症対策や衛生面での配慮が必要な場面での需要が見込まるとしている。2021年に市場に投入される予定だ。