ニュージーランド政府観光局は、先住民マオリの新年のお祝い「マタリキ(Matariki)」にちなみ、世界で最も美しい星空保護区として認定されているテカポ湖の星空をライブ配信する。配信はニュージーランド政府観光局の公式Twitter(@PureNZinJapan)で、日本時間7月19日19時から30分程度実施。無料で視聴できる。

  • ニュージーランドの星空をライブ配信

    世界で最も美しい星空保護区として認定されている、ニュージーランド・テカポ湖から星空をライブ配信

マタリキは、日本では“すばる”と呼ばれるプレアデス星団のこと。国内では冬の星空の天体としておなじみだが、南半球のニュージーランドでは夏に姿を現す。

マオリ暦の新年は、毎年6月から7月にかけて、夜明けの北東の空にマタリキが姿を現したときから始まる。そのため、マオリ暦の新年を「マタリキ」と呼んでいる。2020年のマオリ暦の新年は7月13日に始まり、日本の正月のように何日も各地で様々なお祝いが行われるという。

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    マタリキ(日本では“すばる”と呼ばれる、プレアデス星団のこと)

ニュージーランドには、国際ダークスカイ協会(IDA)が認定した星空保護区が3カ所ある。今回のライブ配信は、世界最南端の天文台、マウント・ジョン天文台があり、世界で最も美しい星空を観測できるといわれるテカポ湖(マオリ語でTakapō)から実施する。

ライブ配信では、テカポ湖で星空ツアーを26年実施している、ダークスカイプロジェクト共同経営者の小澤英之氏をナビゲーターに迎え、マタリキをはじめマオリ文化と星空の関係について解説する。

なお時差の関係上、上記のTwitterライブ配信では実際のマタリキを見ることはできないが、ニュージーランド政府観光局の公式Facebookページでは、マタリキが見られる時間帯にライブ配信(英語)を実施予定。こちらの配信は日本時間で7月21日2時30分から行われるという。

  • ニュージーランドの星空をライブ配信

    星空保護区(ダークスカイリザーブ)に認定されているアオラキ マッケンジー地区(テカポ湖を含む)