エプソン販売は5月26日、9色の顔料インクを採用した写真愛好家向けのA3ノビ対応高画質インクジェットプリンター「SC-PX1V」の発売日を延期すると発表した。もともとは5月28日に発売する予定だったが、製品出荷前の最終確認で品質に万全を期す作業が発生したため、延期するとした。発売日は未定となる。A2ノビ対応の兄弟モデル「SC-PX1VL」は、SC-PX1Vに先立って発売日を8月初旬に延期すると発表していた。
SC-PX1Vは、プロの写真家やフォトスタジオ、写真愛好家をターゲットにした「プロセレクション」シリーズに属する高画質プリンター。新たにディープブルーのインクを追加して青の色域を拡大し、暮れゆく青空や深い海の再現性を高めた。フォトブラックとマットブラックの切り替えを不要とし、光沢紙とマット紙の用紙変更時に発生するムダなインク消費をなくした。
光沢紙にプリントした際、表面の乱反射によるコントラスト低下を抑えるため、暗部領域にライトグレーを塗布して表面を平滑化し、黒をしっかり黒で表現する「漆黒モード」も新たに追加した。
いずれも価格はオープンで、予想実売価格はSC-PX1Vが税別8万円台後半、SC-PX1VLが税別15万円台後半。