Intel、第10世代Core vProプロセッサシリーズを発表 - Comet Lakeベース

米Intelは現地時間5月13日、企業向けの機能が充実した「第10世代Core vProプロセッサ」シリーズを発表した。

• 第10世代Core vProプロセッサシリーズ

プロセッサはComet Lakeアーキテクチャがベースで、新たにIntel Q400シリーズチップセットのマザーボードを組み合わせることで「第10世代Core vPro」プラットフォームを構成する。Comet Lakeでプロセッサコアが増加したことにより、業務処理パフォーマンスがアップ。vPro機能を有効化することでセキュリティや管理者による運用性が向上する。

• IHS（Intel Harware Shield）を新たに搭載

主な追加要素としてセキュリティ機能を向上させ、新たに「Intel Hardware Shield」を搭載。システムの重要なリソースをロックダウンし、悪意のあるソフトウェアが実行されることを防ぐという。昨今の攻撃者はOSなどのソフトウェアから仮想化環境となるBIOSなどファームウェアまでを幅広く攻撃対象としており、これを包括的に保護するという。開発にはWindows 10を提供するMicrosoftのほか、PC製造メーカーである各社OEMパートナーと連携し、さまざまな攻撃に対処していくとする。

• サポートするアクセスポイントが増えてきたWi-Fi 6に対応する

Wi-Fi 6に対応することで、ニーズが増えるビデオ会議のパフォーマンスも向上。認証と暗号化にWPA3を用いることで、軍用レベルの暗号化に対応し高度なセキュリティを実現したという。

第10世代Core vProに対応するCPUは以下の表の通りで、モバイル向けCore、デスクトップ向けCore、ワークステーション向けXeonのそれぞれにvPro機能を搭載したモデルが用意される。

• モバイル向けラインナップ

• デスクトップ向けラインナップ