デルおよびEMCジャパンは5月8日、USB Type-C対応の85.6インチ4Kディスプレイ(C8621QT)および、24インチの極細ベゼル採用ディスプレイ(P2421)の販売を開始した。85.6インチ4Kディスプレイの価格は税別1,088,800円、24インチ液晶ディスプレイの価格は税別30,980円。

C8621QT

  • C8621QT

C8621QTは、4K UHD解像度で85.6インチの大画面液晶ディスプレイ。最大90Wの電力供給に対応したUSB Type-Cポートを備え、Type-C対応ノートPCに給電しながら作業を行える。画面は表示位置を3段階で変えられ、ユーザーに身長差や身体的な制約がある場合などに手を届きやすくする独自のDell Screen Drop技術に対応する。

解像度は3,840×2,160ドット。ディスプレイは20点タッチに対応し、複数人による同時画面操作が可能なほか、タッチペンも利用可能。表示はDell Display ManagerソフトウェアのEasy Arrange機能により、テンプレートから表示方法を選択できる。

USB Type-Cや有線LANポートの搭載など、多彩なインタフェースも特徴。HDMI 2.0×4、DisplayPort 1.2、USB Type-Cに加え、USB 3.1(アップストリーム)×3とUSB 3.1(ダウンストリーム)×3、有線LANポート、D-Sub、USB充電専用ポートを備える。

  • 本体背面。中央パネル内部にインタフェースが集まっている

  • 教室や会議など、大人数での利用を想定する

P2421

  • P2421

P2421は、アスペクト比16:10の24インチIPS液晶ディスプレイ。解像度は1,920×1,20ドット。上側と左右の3辺薄型ベゼル設計を採用し、複数台並べた場合でも画面が見やすいという。ちらつきを低減し、ブルーライトの発生を最大60%抑えるComfortView機能も搭載する。

画面表示は、デルの画面マネージメント機能「Dell Display Manager」により、画面上でアプリをタイル表示にしたり、左右に並べて表示したりするなど、プリセットレイアウトに沿った表示が可能。作業を中断したところから再開できる自動リストア機能も備える。本体の位置調整機能としては、チルト角が21~-5度、スイベルが90度、ピボット(回転)、130mmまでの高さ調整が行える。

インタフェースはDisplayPort 1.2、HDMI、DVI、D-Sub、USB 3.0(アップストリーム)、USB 3.0(ダウンストリーム)×2、USB 2.0(ダウンストリーム)×2を搭載。

リフレッシュレートは60Hz。視野角は上下/水平がそれぞれ178度、画面輝度は300cd/平方メートル、応答速度は8ms(GtoG標準)/5ms(GtoG高速)。コントラスト比は1,000:1。本体サイズは531×166×370.8mm(スタンド含む)。

  • 本体右側面、左側面