ヤフーは4月20日、iOS版、Android版の「Yahoo! MAP」アプリや、Web版の「Yahoo!地図」サービスで提供している「混雑レーダー」のデータをもとに、緊急事態宣言の発令前後の混雑状況の比較を公開した。東京都、名古屋市、大阪市、福岡市の中心部が対象。
同社が4月10日に提供を再開した、地図上でエリアやターミナル駅周辺の混雑度を確認できる機能「混雑レーダー」のデータを基にしたもの。同社によると、混雑レーダーの提供再開後に、多くのユーザーから「緊急事態宣言前と比べて混雑は減少しているの?」「通常時と比べて、どの程度の混雑状況なのかを知りたい」といった声があったという。
このため同社は政府からのイベント自粛要請前となる2月23日(日)14時時点と、緊急事態宣言が発令された後の4月12日(日)14時時点で、「混雑レーダー」のデータを使用し、主な都市(東京都、名古屋市、大阪市、福岡市の中心部)の混雑状況を比較して公開した。
「混雑レーダー」の比較データによると、たとえば東京・新宿駅周辺では、2月23日14時時点と4月12日14時時点の人数を比べた場合約80%減っているといい、緊急事態宣言が発令された後で、主要な駅周辺での混雑がほとんど起きていないことが推測できるという。同社は「Yahoo! MAP」アプリの「混雑レーダー」を、やむを得ないときの外出の参考にしてほしいとしている。