Appleは4月14日(米国時間)、同社がiOS向けに提供する「マップ」アプリから収集したデータを集計し、移動量データとして提供することを発表した。主要都市および63の国と地域が対象となる。
新型コロナウイルスの感染拡大に向けた活動を支援するため、Appleが集めたモビリティデータを提供する施策。Appleによると「AppleマップではモビリティデータとユーザーのApple IDとの関連付けは行われず、Appleはユーザーの移動先に関する履歴も保存しません」とし、プライバシーの保護を中心に据えて開発、提供が行われているという。
同社はこの他、世界中の医療従事者に2,000万枚以上のマスクを供給、寄付し、サプライヤーを編成してフェイスシールドの設計と生産を行うとしている。Siriでも「コロナウイルスに感染しているかどうかを知るには?」と尋ねることで、日本では厚生労働省のホームページが案内されるようになるなど、ユーザーが正確な情報に素早く簡単にアクセスできるよう取り組みを進めていくという。