リコーは1月23日、フルサイズ一眼レフに対応した望遠ズームレンズ「HD PENTAX-D FA 70-210mmF4ED SDM WR」を発表した。2月14日より発売する。価格は155,000円(税別)。
焦点距離が70~210mmの望遠ズームレンズ。APS-C一眼レフに装着した場合、107~322mm相当となる。レンズ構成は14群20枚で、特殊低分散(ED)ガラス3枚と異常低分散ガラス2枚を採用。色収差 / 歪曲収差 / コマ収差を補正し、解像感に優れたコントラストの高い描写が得られる。
レンズのコーティングは「HDコーティング」を採用。可視光域における平均反射率を従来よりも50%以下に抑えている。これにより反射が少なく透過率が高くなり、逆光などの条件下でのゴーストやフレアの発生を効果的に抑制する。
レンズ前面にはSPコーティングを施し、指紋などの汚れもつきにくい。鏡胴は防滴構造となっており、レンズ内部への水滴の侵入を防止。防滴仕様の一眼レフと組み合わせることで、雨天や霧の中などの環境で撮影も行える。
そのほかにも、AFでピントを合わせたあとにマニュアルでのピント合わせができる「クイックシフト・フォーカス・システム」、2段階でフォーカス範囲を制限してAF時間を短縮する「フォーカスレンジリミッター」なども搭載。主な仕様は以下の通り。
- 開放絞り: F4
- 最小絞り: F32
- 最短撮影距離: 0.95m
- 最大撮影倍率: 0.32倍
- 絞り羽根枚数: 9枚(円形絞りF4-9.5)
- フィルター径: 67mm
- 最大径×長さ: 約78.5mm×約175mm
- 重さ: 約819g(フード付き約859g)