OSがアップデートされる度に種類が増えている、Apple Watchの文字盤デザイン。それぞれの特徴や使いこなしのポイントを紹介します。今回は「万華鏡」です。
1枚のグラフィックからいくつもの表情を描き出す「万華鏡」
「万華鏡」は1枚の画像をさまざまな手法で組み合わせながら動く模様を描き出す文字盤です。画面点灯中はじわじわと動き続け、しばらく経つと最初と全く違う模様が描き出されます。
模様の元になるイメージは、この文字盤のために用意された複数のグラフィックや写真から選択。自分のフォトライブラリから選択することもできます。
スタイルは画面全体を使った「フルスクリーン」の他、宝石のカット方法に由来する「ファセット」、同心円状の「ラジアル」、花形のリボン飾りの意味の「ロゼット」の4種類があります。
情報量と実用性
フルスクリーンは背景の上にアナログ時計の針のみ、その他は3つのコンプリケーションが配置されています。
背景に用いるイメージの色味によっては時計の針(白)が見えにくいことも。また文字盤表示中は背景が動いているので、ついそちらに目がいってしまうこともあります。特に「フルスクリーン」と「ファセット」は模様が大きく動くのでこの傾向が強いでしょう。
模様が主役になることは、コンプリケーションが使えるスタイルにおいても同じです。実用というより、模様の一部として捉えるくらいの方が良いでしょう。
おススメの使い方
背景にフォトライブラリの写真を設定できるため、つい選択してしまいそうですが、動いた際に模様として面白い状態を描き出すのはやはり専用のグラフィックです。ファッションのアクセントとして華やかな色合いをプラスするのに最適です。
時計としての役割も重視したい場合は、針の視認性を妨げにくい動きの「ラジアル」または「ロゼット」のスタイルを組み合わせるのが良いでしょう。