OSがアップデートされる度に種類が増えている、Apple Watchの文字盤デザイン。それぞれの特徴や使いこなしのポイントを紹介します。今回は「モーション」です。

「モーション」は自然の造形に目を奪われる

  • 時計を見るたびに動画が再生される「モーション」の文字盤

    時計を見るたびに動画が再生される「モーション」の文字盤

「モーション」は、スローモーションやタイムラプスで撮影された動画が表示される文字盤。コレクションには蝶(25種類)、花(9種類)、クラゲ(6種類)があります。

蝶は時々羽を羽ばたかせる様子、花は数時間〜数週間かけて撮影されたタイムラプス、クラゲは水中をたゆたう様子のスローモーションで、手首を上げるか画面をタップすると別の種類に切り替わります。

Apple Watch Series 5では、時刻とコンプリケーションのみ常時表示されます。

情報量と実用性

コンプリケーションは時刻表示の下にある日付と、画面上下にある小さな文字列の合計3カ所。表示させるのは最低限にとどめ、ゆったりとした自然の造形の動きを楽しむことをメインにしたデザインです。情報量や実用性よりも、見て楽しむための文字盤と言えるでしょう。

おススメの使い方

1日の仕事が終わった帰りの時間や、ゆったり過ごしたい週末に、気持ちのモードを切り替えるように文字盤も「モーション」に切り替えてみてはいかがでしょうか。ふんわりと画面に浮かぶ美しい自然の造形は、時間や情報に囚われた頭を束の間解きほぐしてくれます。コンプリケーションは使わずビジュアルをメインにするのがおススメです。

アレンジ例

  • 肉眼では観察できない花の"咲き方"の映像。花の色に合わせてコンプリケーションの文字色も変わります

  • ゆったりと漂う「クラゲ」コレクション。コンプリケーションをオフにするとそこに水槽があるようです

「モーション」文字盤のバランスは?

  • 情報量は少なめですが、美しい映像がメインならば問題なし。普通の時計にはない魅力を楽しめます。時刻の視認性は良好です