アドビ システムズは1日、新元号「令和」の合字を同社フォントに追加すると発表した。

合字とは、複数の文字を合成し、全角1文字に入るよう圧縮してデザインした文字。これまでも「明治」や「大正」、「昭和」、「平成」といった各元号は、合字が用意されていた。

同社は1日から新元号「令和」の合字の作成を開始。縦組用、横組用の2つの合字を作成し、段階的にアドビのフォントに追加していく。新元号の合字は、U+32FFの文字コードが割り当てられ、際符号化文字集合(UCS)に収録される予定だ。

合字が追加されるフォントは、まずは「小塚明朝」「小塚ゴシック」「源ノ角ゴシック」の3種類。4月はじめ頃に小塚明朝をアップデートし、その後順次、小塚ゴシックと源ノ角ゴシックをアップデートしていく。アップデートは2019年4月30日までに完了する見込み。

新元号「令和」の合字の詳細は、4月10日にオンライン番組「Creative Cloud 道場」で発表されるという。