タイガー魔法瓶は2月19日、同社の炊飯器で時短調理をする料理教室を開催しました。
筆者はひとり暮らし歴1年の20代男性。月に1回、2回くらいしか料理はしません。つい最近まで自宅に包丁すらなく、料理するときは野菜やお肉を手で引きちぎっていました。料理教室と聞いて、「包丁もろくに持ったことないのに……」と不安を抱きつつ、参加してきました。
非圧力だから野菜も調理できる
使用する炊飯器は、「15分時短調理&炊飯」メニューを搭載した、5.5合炊きの「JPEシリーズ」と3合炊きの「JPFシリーズ」。炊飯器としてだけでなく、調理器としても活躍する製品です。
圧力タイプの炊飯器では、調圧孔(調理中に圧力を調整する孔)をふさぐ恐れがあるため葉物野菜などの調理ができませんが、JPEシリーズとJPFシリーズは非圧力タイプの炊飯器なので、市販のカット野菜をそのまま入れて調理できるのも便利なところ。
調理中は内部の温度をすばやく上昇させ、具材をしっかり加熱します。内ふたには蒸気センサーを搭載し、沸騰時の蒸気を検知することで、細かい温度制御が可能となっています。
さて、料理教室で作るメニューですが、「甘塩鮭と長芋の煮物」「ソーセージとひよこ豆のトマトソース煮」の2品目(「煮物」と聞いて料理初心者の筆者は震えあがってしまいましたが、顔には出さず平静を装いました)。
甘塩鮭と長芋の煮物はまず、甘塩鮭をひと口大に切り、酒をふりかけてしばらくおいておきます。長芋は皮をむき、2cm幅くらいに切ります。しょうがは細切りにしましょう。あとはすべての材料を炊飯器に入れていきます。
作業はこれで終わり。筆者のような料理初心者は、「切る」「皮をむく」といった作業そのものが大きな障壁となりますが、長芋はピーラーでキレイにむけます。甘塩鮭や長芋はテキトーに切っておけば大丈夫(2人前くらいなら、切る回数は10回ほどで済みます)。最後に炊飯器を「調理」メニューにセットしたら、10分待つだけ!
ソーセージとひよこ豆のトマトソース煮については、材料をそろえたらほぼ終わり。ソーセージ、ひよこ豆、ミックスビーンズ、マッシュルーム、トマトソースを用意します。材料はすべて、スーパーなどで缶詰や袋詰めのものを購入可能。ソーセージだけ、半分に切っておきましょう。つぎに材料をすべて炊飯器に入れます。
でき上がった料理はもちろんめちゃウマ! 自分で作ったこともあり(ほとんど作業していませんが)、おいしさ倍増です。1品あたり10分から15分でできるので、自宅で2品作ってご飯を炊いても45分ほどで済む計算ですね(ご飯は1合を時短少量早炊きモードで炊いた場合)。
15分で煮物なんて作れるの? と疑っていましたが、甘塩鮭と長芋の煮物はちゃんと味が染みていて、長芋はほくほく! うんめえ。ソーセージとひよこ豆のトマトソース煮も、市販の食材を混ぜただけとは思えないクオリティです。
料理教室に参加してみて、炊飯器調理であればフライパンやお鍋で調理する工程が必要なく、カンタンに料理ができることに気づきました。ご飯は休日にある程度まとめて炊いておいて、平日はおかずだけ作れば、調理時間は30分ほどで抑えられます。日々の生活も充実しそうですね。