CP+2019の開幕を前に、タムロンがデジタル一眼用の交換レンズ3本の開発を発表しました。タムロンらしく、メーカー純正品にはないズームレンジや小型軽量設計が光るレンズに仕上がっています。いずれも発売は2019年の中盤の予定で、価格は未定となっています。

1つが、ソニーEマウントに対応した広角ズームレンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)」。開放F2.8通しの広角ズームとしては圧倒的にコンパクトな設計としたのが特徴で、フィルター径は67mmに抑えました。2018年に発売し、小型軽量設計や手ごろな価格が評価されて今なお品薄状態が続く標準ズームレンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と合わせれば、17~75mmの広い範囲がコンパクトなF2.8ズームでカバーできることになります。

  • α用の広角ズームレンズ「17-28mm F/2.8 Di III RXD」。大人気の標準ズーム「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と共通のスリムなデザインに仕上げている

2つめが、35~150mmの範囲を広くカバーするデジタル一眼レフ用のズームレンズ「35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD (Model A043)」。ポートレートでよく利用する中望遠の85mmをカバーすることから、タムロンはポートレート向きのレンズとしています。最短撮影距離はズーム全域で0.45mと短いうえ、光学式手ぶれ補正機構も搭載。キヤノン用とニコン用の2種類で、マウントアタプターの併用でフルサイズミラーレスでも利用できます。

  • デジタル一眼レフ用のズームレンズ「35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD」。ポートレートに使いやすいレンズとして訴求する

3つめが、タムロンでは珍しい開放F1.4の35mm単焦点レンズ「SP 35mm F/1.4 Di USD (Model F045)」。描写性能を追求したSPレンズの40周年を記念し、タムロンの光学技術をすべて注ぎ込んだ高性能モデルとしています。こちらもキヤノン用とニコン用を用意し、マウントアタプターの併用でフルサイズミラーレスでも使えます。

  • 開放F1.4の大口径レンズ「SP 35mm F/1.4 Di USD (Model F045)」。タムロンの技術力を結集して設計したという

いずれも、2月28日から始まるCP+2019で参考出品として展示されます。サイズ感など、タムロンブースで確認してみてください。