ソニーは10月18日、世界初となる128GBの容量を持つ4層構造の民生用ブルーレイディスクを発表した。12月から始まる新4K8K衛星放送に向けて、記録メディアもさらなる大容量化を図る。

1枚入りの「BNR4VAPJ4」、3枚パック「3BNR4VAPS4」、5枚パック「5BNR4VAPS4」の3種類を用意。価格はオープンで、店頭予想価格はBNR4VAPJ4が1,500円前後、3BNR4VAPS4が3,900円前後、5BNR4VSPS4が6,000円前後(いずれも税別)。11月10日より発売する。

  • 4層構造で128GBもの容量を持つブルーレイディスクが登場した

BD-XL規格に準拠する4層構造のブルーレイディスク。同社がこれまで培ってきた多層化技術と独自の材料の組み合わせにより、4層全層で高い信号品質を確保。BD-Rの1回記録用として世界初となる128GBの大容量を達成した。

2層構造と比較して、最短マーク長が約78.5%に短縮されており、1層あたりの記録容量が32GBに増加。記録膜を構成する元素を、反射率や透過率などの機能特性ごとに選択し、構成比率を4層すべての層で最適化することで、各記録層からデータの読み出しが長期にわたって安定するという。

4層ディスクの各層の間に、新開発の樹脂材料や誘電体材料などを採用し、記録品質だけでなく長期保存にも優れるという。