筆者は、幼稚園~小学生の頃は、母の実家の電気屋で電気製品を分解したり、段ボールで工作ばかりしていました。そのときの楽しさを久々に思い出させてくれたのが、今回遊んだ「Nintendo Labo Toy-Con 01:Variety Kit」です。
箱につめこまれたたくさんの部品がまぶしい
ニンテンドーラボは、段ボールを自分で組み立ててNintendo Switchと組み合わせ、「つくる」、「あそぶ」、「わかる」の3通りの楽しみを提供するNintendo Switch用ソフト。リモコンカー、つり、おうち、バイク、ピアノを作れる「Toy-Con 01:Variety Kit」と、ロボットコントロールバックパックを作る「Toy-Con 02:Robot Kit」の2種類が用意されています。
今回ワタシは自分用に「Toy-Con 01:Variety Kit」を購入してみたのですが、パッケージを開けてみてビックリ。とんでもない部品点数です。眠っていた子ども心のワクワク感が思わず急上昇しました。
チュートリアルがわかりやすすぎて恐くなる
ニンテンドーラボの対象年齢は、保護者と一緒の場合は6歳以上、ひとりの場合は10歳以上が推奨されています。最初に部品点数を見たときには、子どもが作るには難易度が高いのではと思いましたが、実際に作ってみたらまったくの杞憂でした。
ニンテンドーラボには紙の説明書などは入っておらず、画面上で解説を見ながら各種Toy-Conを作成するわけですが、そのわかりやすさは長年ゲームのチュートリアルを作り続けてきた任天堂の集大成。押している間だけ解説が進み、気になる箇所は拡大縮小、自由に回転してチェックできて、すでに作り方がわかっている場所では早送り可能です。
心底、任天堂が恐ろしいなと感じたのが、情報量を最低限に留めているところ。余計な情報によって、理解するのに時間がかかったり、かんちがいしたりすることはありません。リップサービス抜きで、人類が作成したチュートリアルの到達点だと確信します。
難易度はさまざま。完成まで210分超えのトイコンも
よくできたチュートリアルが用意されているとはいえ、Toy-Conの組み立てにはけっこうな時間がかかります。組み立て時間の目安は、小手調べ的に用意されているリモコンカーToy-Conは10分ですが、つりToy-Conは90~150分、おうちToy-Conは120~180分、バイクToy-Conは90~150分、ピアノToy-Conは150~210分とされています。
しかしハードルが高ければ高いほど、完成させたときの達成感はひとしおです。また子どもはわりとラフにオモチャを扱いがちですが、自分で苦労した作り上げたToy-Conは大事にするでしょう。モノを大切にするという情操教育にも役立つはずです。