ライカカメラジャパンは3月8日、35mmのフルサイズセンサーを搭載したレンジファインダー式デジタルカメラ「ライカM モノクローム(Typ 246)」の特別限定モデル「ライカ M モノクローム(Typ 246)‘Stealth Edition’」を発表した。著名なファッションデザイナーが外観のデザインを手がけ、マットな仕上げのブラック塗装を採用したのが特徴。カメラやレンズの刻印部分には蓄光塗料が塗布され、暗闇でも確認できるようにした。「ライカ ズミクロン M f2/35mm ASPH.」がセットになったモデルのみ用意し、価格は税別2,000,000円。販売台数は世界で125セット限定。

  • 「控えめで目立たない」という特徴を際立たせた限定モデル「ライカ M モノクローム(Typ 246)‘Stealth Edition’」。世界中で125セットのみの限定販売で、価格は税別2,000,000円

デザインは、ニューヨークを拠点とするファッションブランド「rag & bone」の創設者兼オーナーであるマーカス・ウェインライト(Marcus Wainwright) が担当した。オリジナルのライカ M モノクローム(Typ 246)の控えめで目立たないという特徴をさらに強めるため、可能な限り黒いカラーリングを採用した。塗装は、耐傷性にも優れたブラックのマット仕上げで、真っ黒なフルグレインの牛革を張り革として組み合わせた。

  • デザインはライカ M モノクローム(Typ 246)の通常モデルと同じだが、とにかくひたすら黒い。レンズは、ボディーと同じくマットなブラックで塗装されたライカ ズミクロン M f2/35mm ASPH.が付属する

  • 背面もとにかくシックな印象だ

  • 上部から見たところ。白く塗装されている刻印部分に蓄光塗料が塗られており、暗いシーンで青白く光る

黒を強調したカラーリングとのコントラストをなす要素として、カメラ本体とレンズの刻印部分に蓄光塗料を塗布し、暗い場所でも絞り値の設定ができるようにした。

  • 蓄光塗料が光を発しているところ。暗闇でも絞り値などが分かる

  • 斜め上から見たところ。発光している様子を見ても美しい

外観以外は、オリジナルのライカ M モノクローム(Typ 246)やライカ ズミクロン M f2/35mm ASPH.と同じ。販売台数は世界で125セットのみとなり、すべてに特別なシリアルナンバーが記されている。

  • 側面から見たところ

  • 専用の張り革も、本製品だけの特別仕様となる

  • 付属のストラップも質感が高い