CP+2018に足を運ぶなら、中古カメラの展示即売会「中古カメラフェア」も見逃せません。場所は、同じパシフィコ横浜の2階にあるアネックスホール。1階にあるCP+のメイン会場の上に位置します。

この記事では、来場者の熱気でムンムンだったフェアの様子と、私がチェックしたいくつかの注目カメラなどを紹介しましょう。

  • 中古カメラフェアの会場内の様子。10時の開場直後から来場者の姿が絶えることはなかった

今回は、日本全国から18のカメラショップが出店し、中古のデジタルカメラやフィルムカメラ、交換レンズ、アクセサリーなどをズラリ陳列して販売しました。

  • 不変のFマウントを持つニッコールレンズが並んだショーケース。Ai方式のレンズなら、ほとんどのニコン製デジタル一眼レフで撮影が楽しめる

  • グローバルマウントというべきM42マウントのレンズがずらり。ペンタックスのデジタル一眼レフなら、マウントアダプターを使えば基本的に装着できる

このフェアは、2016年のCP+から開催されており、今年で3年目を迎えます。今回のフェアの来場者数は、これまでを大きく上回っているようです。あるお店にうかがったところ、開催2日目で昨年4日間分の売り上げを上回ったとのこと。フェアに対する来場者の認知度が高まった結果と考えてよいでしょう。

  • カラフルなコンパクトフィルムカメラ。貼り革を変えるだけで、印象が大きく変わる

  • こちらも,貼り革をカラフルなものにしたカメラ。どのような層が購入するのか気になる

CP+の会期中、会場をたびたび訪れてショーケースをウォッチしましたが、どのショップもコンディションのよいものが多く、なかなかお目にかかれないような貴重なカメラも多数見受けられました。

  • 元箱付きのツァイス・ホロゴン。純正の補正フィルターやグリップももちろん付属するとのこと

  • フェア会場内にはこのようなカメラもあった。たいへん珍しいカットモデル、しかもニコンFだ

  • 希少なニコン黎明期のレンジファインダーカメラ。このようなカメラは眺めるだけでも楽しい

さらに、性別や年齢を問わず、熱心にフィルムカメラを見て回る来場者が多く見受けられたのも印象的でした。近ごろのフィルムブームやフィルムカメラブームの復活を改めて感じさせました。

  • 独特のフォルムがユニークなコニカのコンパクトフィルムカメラ。その名も、サイボーグならぬ「アイボーグ」

  • 新旧のプラウベル2モデル。作りや値段の違いなどを見比べてみるのも面白い

  • 拝みたくなるようなゴールド仕様のコンタックス。実用というよりも、コレクションの対象となるモデルだ

  • このフェアを主催する玄光社CAMERA Fanの伊藤さん。コンシェルジュとして、来場者の購入相談に乗っていた

(写真・文/大浦タケシ)