この連載では、Google検索やGooleの各種サービスを便利に使う小技を紹介していきます。
【バックナンバー】Googleお役立ちテクニック

本は買う派でしょうか? それとも借りる派? もし図書館をよく利用するなら、ぴったりのChromeブラウザ拡張機能があります。「その本、図書館にあります」です。よく利用している図書館を登録しておくと、貸出状況の確認や予約がスムーズになります。本の出費を抑えて節約したい人にもおすすめです。

Amazonで図書館の在庫を調べる

図書館の便利なサービスといえば取り置き(予約)です。読みたい本が貸出中でも、予約して借りることができます。人気の本だと、図書館によっては数百人の順番待ちになることもありますが、急いでいなければ気長に待つだけなので、利用している人は多いのではないでしょうか。

蔵書の検索や予約は図書館のWebページから行いますが、本の情報を調べるのは書評サイトやAmazonだったりしますよね。「その本、図書館にあります」は、Amazonで表示した本が図書館にあるかどうかを、自動で調べる拡張機能です。本の情報を入力しなくても、貸出状況がひと目で分かり、予約ページにもすばやくアクセスできるのが特徴です。

  • Google、Chrome拡張機能「その本、図書館にあります」

    (図1)「その本、図書館にあります」を利用するには、Chromeウェブストアで拡張機能をインストール

  • Google、Chrome拡張機能「その本、図書館にあります」

    (図2)インストールが終わったら、利用する図書館を設定。2カ所まで図書館を登録できます。図書館を選んで「設定」をクリックです

準備ができたら、Amazonで本を探してみましょう。商品ページに「この本が図書館にあるか検索」という項目が追加されて、登録した図書館の貸出状況が表示されます。登録した図書館だけでなく、本を借りられる他の市立図書館での情報も表示されます。

  • Google、Chrome拡張機能「その本、図書館にあります」

    (図3)Amazonの商品ページに登録した図書館の貸出状況が表示されます。なお、Kindle本は検索できません

目当ての本が図書館にあれば、直接出向いてもよいですし、取り置き依頼をしたいときは「予約する」をクリックします。図書館のWebページが開くので、ログインしてそのまま予約の申し込みができます。

  • Google、Chrome拡張機能「その本、図書館にあります」

    (図4)「予約する」をクリックすれば図書館で予約もできます。あとは待つだけ

「本の情報を調べて、図書館のWebサイトで検索、予約」という手順が不要になり、Amazonのページから簡単に予約できます。

Kindleなどの電子書籍も確かに便利ですが、大判のタイトルを読むときは、紙の読みやすさを実感します。図書館ならお金もかからないので、家計的にも大助かり。「その本、図書館にあります」を活用してはどうでしょうか。