新しい技術が発表されるたびにネット上でひとしきり話題になるのが、ディープラーニングを活用した画像加工。一般的な画像処理ソフトでは到底真似のできない加工の数々は、どのような処理が行われているか見当もつかず、驚かされることもしばしばだ。

また最近では、これら技術をそのままブラウザ上で体験できるサービスが、併せて公開される例も増えている。当初からセットで公開されるケースもあるが、公開された技術をぜひ自分でも試してみたいという読者の声に応える形で登場するケースも少なくなく、長期に渡ってSNS上で話題になるので、目につく機会はひときわ多い。

今回は、個人が無償で試せることを条件に、いまオンラインで利用可能なディープラーニングやAIを用いた画像加工・作成サービスをまとめて紹介しよう。

白黒写真が自然なカラーに「Automatic Image Colorization」

Automatic Image Colorization

白黒写真に自動的に色をつけるサービス。100年前の白黒写真などを自然な色合いでカラー化することを目的としている。使い方は、画像を選択したのち「色付け!」ボタンをクリックするだけ。

写真のディテールが滑らかに「Let's Enhance」

Let's Enhance

写真画像を高解像度化するサービス。ブロックノイズの除去およびディティールの復元を行いつつ、解像度を2倍に向上する。画像のダウンロードには無料の会員登録が必要。最大サイズは5MBまで。

線画を自動で彩色「PaintsChainer」

PaintsChainer

線画に自動的に着色するサービス。プリセットされた3種類の着色スタイルから選択する以外に、線画上にヒントを書き込んで着彩を行うことも可能。このほか自動ペン入れツールも用意している。

イラストを高解像度化する「waifu2x」

waifu2x

低解像度のイラストを高解像度化するサービス。ノイズ除去はなしを含め5段階、拡大はなし/1.6倍/2倍から選択できる。最大サイズは5MBまで。新たに写真の高解像度化にも対応した。

アニメ調のキャラクター画像を生成「MakeGirlsMoe」

MakeGirlsMoe

アニメ調の二次元キャラクターの画像を生成するサービス。パーツを組み合わせるジェネレータサービスに見えるが、実際には機械学習によって生成されている。作成できるのはバストアップ画像のみ。