Amazon.co.jpは11月21日、オンラインストレージサービス「Amazon Drive」の容量無制限プラン「Unlimitedストレージ」の提供終了を発表した。現行のUnlimitedストレージ」ユーザーは、契約期間が終了するまで利用できるが、その後は容量制限のあるプランに移行する必要がある。

「Unlimitedストレージ」の提供終了

Unlimitedストレージは、年額13,800円で写真や動画、ドキュメント、音楽などのファイルを容量無制限で保存可能なオンラインストレージサービス。2016年7月から日本で提供を開始していたが、1年4カ月での終了となる。

Unlimitedストレージの契約期間が終了すると、自動更新を設定し、 かつ1TB未満のデータを保存しているユーザーの場合は、容量1TBの有料プランに自動的に移行となる。一方で、自動更新を設定していない、あるいは1TB以上のデータを保存しているユーザーはあらためて容量制限のあるプランに切り替える必要がある。

契約期間終了時に、保存されているファイルがユーザーの利用できる容量を超えていた場合、180日以内に新しいプランに契約しなおすか、容量内に収まるようにデータを削除しなければならない。180日を過ぎてデータ超過状態だと、新しくアップロードされたファイルから削除される。

なお、Unlimitedストレージの契約期間中でも、新しいプランへの切り替えは可能で、すでに支払い済みの料金から残存する期間分が返金されるという。

また、プライム会員向けのフォトストレージサービス「プライム・フォト」は引き続き提供され、カメラやスマートフォンで撮影した写真を容量無制限で保存できる。写真以外のファイルも保存できる5GBの無料ストレージもそのまま利用できる。このほか、Fireタブレットのストレージにも変更はないとしている。

Amazonは、米国でも2017年6月に同様のサービスである「Unlimited Everythingプラン」を終了している。

容量制限プラン
プラン 価格(年額)
100GB 2,490円
1TB 13,800円
2TB 27,600円
3TB 41,400円
4TB 55,200円
5TB 69,000円
6TB 82,200円
7TB 96,600円
8TB 110,400円
9TB 124,200円
10TB 138,000円
20TB 276,000円
30TB 414,000円