JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は13日、Adobe Flash Playerの脆弱性に注意を喚起した。脆弱性を悪用したコンテンツを開いた場合、リモートで任意のコードが実行される恐れがある。米Adobe Systemsは現地時間9月12日、脆弱性を修正した最新版のFlash Playerを公開済み。JPCERT/CCは速やかな適用を呼びかけている。

今回の月例更新で提供されたセキュリティパッチでは、2件の脆弱性を修正した。いずれもメモリ破損の脆弱性で、緊急度は最も高い"クリティカル"。影響を受けるFlash Playerは、26.0.0.151以前のバージョン。自分が使用しているFlash Playerのバージョン確認は「ダウンロードセンター」などから行える。

脆弱性の影響を受けるバージョン

  • Adobe Flash Player Desktop Runtime 26.0.0.151およびこれ以前(Windows、Mac、Linux)

  • Adobe Flash Player for Google Chrome 26.0.0.151およびこれ以前(Windows、Mac、Linux、Chrome OS)

  • Adobe Flash Player Edge and IE 11 26.0.0.151およびこれ以前(Windows 8.1 / 10)

アップデート後のバージョンは27.0.0.130