キヤノンマーケティングジャパンは25日、imageFOMULAシリーズからドキュメントスキャナ「DR-M260」、フラッドベッドスキャナ「DR-F120」、専用オプション「フラットベッドスキャナーユニット 102」の3モデルを発表した。8月上旬より順次発売する。
DR-M260
DR-M260は、大量の原稿をセットして一気にスキャンするのに向いたドキュメントスキャナ。8月上旬より発売する。価格は120,000円(税別)。2014年6月に発売された「DR-M160II」の後継機となる。
官公庁や流通業などの文書処理や窓口業務に適したモデルで、新開発のDRプロセッサにより、画像処置の高速化と高品質化を達成している。スキャン速度はA4片面で毎分60枚。自動両面スキャンにも対応し、給紙容量も80枚と多い。
重送を防ぎ給紙を安定させるため、大径の給紙ローラーとフロート式の分離ローラーを搭載。原稿が送られなかった場合に機能する「給紙リトライ」と、重送を検知したら原稿を戻してから送り直す「分離リトライ」により、スキャン業務の生産性が向上している。搬送時にダメージを受けやすい原稿をスキャンするための「薄紙モード」なども備える。
センサーはLED光源のCISを採用。光学解像度は600dpi。対応する原稿サイズは幅50~216mm、長さ54~356mm。操作パネルには5行表示のLCDを採用している。インタフェースはUSB 3.1 Gen1。スキャンソフトとして「CaptureOnTouch」を同梱。本体サイズはW285×D254×H231mm(トレイを閉じた状態)、重量は約3.4kg。
DR-F120
DR-F120は、ADFを搭載し1パス両面スキャンに対応するフラッドベッドスキャナのエントリモデル。10月上旬より発売する。価格はオープン。直販価格は59,800円(税別)。
ADFの給紙容量は最大50枚。重送防止用にリタードローラーを採用し重送のリスクも抑えられている。スキャン速度はモノクロ毎分20枚、カラー毎分10枚。
センサーはLED光源のCISを採用。光学解像度はADF時600dpi、フラットベッド時1,200dpiとなっている。対応原稿は幅51~216mm、長さがADF時89~356mm (長尺モード時1,000mmまで)、フラットベッド時356mm。インタフェースはUSB 2.0。本体サイズはW469×D335×H120mm(トレイを閉じた状態)、重量は約4.6kg。
フラットベッドスキャナーユニット 102
imageFOMULAシリーズに装着するフラットベッドスキャナーユニット。8月上旬より発売する。価格は60,000円(税別)。従来モデルよりも約30%軽量化しており、体積も40%に小型化。より使いやすくなっている。
センサーはLED光源のCISで、光学解像度は600dpi。スキャン速度は、カラーの場合200dpiで2.9秒、300dpiで3.9秒、600dpiで15秒。モノクロの場合200dpi / 300dpiで2.9秒、600dpiで5.6秒となっている。
インタフェースはUSB 2.0。本体サイズはW267×D466×H64mm、重量は約2.5kg。対応機種は、DR-C225W / DR-C240 / DR-M260 / DR-M140 / DR-M1060 / DR-6010C / DR-6030C / DR-G1100 / DR-G1130 / DR-X10C / ScanFront 400。