台湾GIGABYTEは、COMPUTEX TAIPEI 2017において、Intel X299チップセットを搭載したLGA2066対応のマザーボードを5製品展示していた。
ゲーミングブランドの「AORUS」からは「X299 AORUS Gaming 9」、「X299 AORUS Gaming 7」、「X299 AORUS Ultra Gaming」、「X299 AORUS Gaming 3」の4製品、スタンダード(Ultra Durable)シリーズでは「X299 UD4」の1製品だ。
LGA2066は、LGA2011 v3の後継となるためスロットのサイズは大きめで、左右に4本ずつのメモリスロットを置くレイアウトはX99世代から継承している。GIGABYTEのX299マザーボードでは、左右のメモリスロットの間にM.2スロットを搭載していることがデザイン上のポイントになるだろう。
そのM.2スロットも、ハイエンドモデルでは3基搭載し、それぞれに大型のヒートシンクが採用されている。下位モデルにつれヒートシンクとスロットの数は減っていく。
また、オーディオ機能では上位モデル中心にAMP-UP Audio仕様で、Gaming 9にはDACとオペアンプとSound BlasterX 720°、Gaming 7はDACとSound Blaster720°、Ultra GamingはSound Blaster720°のみ、Gaming 3は通常のHDオーディオにヘッドホンアンプ仕様となる。ネットワークも同様に、Gaming 9と7はKiller×2+Intel、Ultra GamingとGaming 3はIntelチップといった構成だ。
そのほか見た目で大きな違いとなるのがLED発光機能だ。AORUSシリーズ上位モデルでは、「RGB FUSION with Multi-Zone」と呼ぶLED制御機能に対応。従来のヒートシンクやVRM、メモリスロットに加え、今回はPCI Express x16スロットのPCIe Aromorも発光する。
上がX299 AORUS Gaming 7、下がX299 AORUS Ultra Gaming。LED発光部分やM.2レイアウトは似ているが、搭載機能はここが境い目。オーディオ回路やLANを中心に変わる |
最後に、ワークステーション向けのLGA2066 Xeon対応マザーボード「GA-C422-WS」。チップセットはX299ではなくC422。CPUソケットの左右に4本ずつメモリスロットを置くレイアウトは同様だが、その下には7本のPCI Express x16スロットが搭載されている。
レーン数はx16×4の際は4-wayグラフィックスが可能なほか、x16×1+x8×6といった使い方もできる。メモリはRDIMMやLRDIMM、ECCにも対応し、最大512GB(64GB×8)までサポート。このためM.2スロットはチップセットの右に縦にレイアウトされており、ほかU.2も搭載している。