GoProのドローン「Karma」が6月に日本で発売される。今回、発売に先駆け、長野県白馬村で飛行トレーニングをしてきたので、その感想をレポートしたい。結論を言うと、ドローン超初心者でも使いこなせた。

ドローン初めてちゃんと触ったけど楽しいな

筆者の弱点は、基本的に説明書を読まないことだ。

新しいデジタル製品を買っても、「もの」自体を理解するのにそこまで関心がなくて、ものを使ってなんとなく楽しいことができればオッケーだと思っている。カスタマイズ欲も強くないので、スマホもiPhoneを選んだし、テジタルカメラでの撮影もフルオートに頼りがち。怠惰だと言われればその通りです、としか返すほかないが、共感してくれる人もいると信じている。

そういう人に、GoProの製品はやさしい。

たとえば、最新のアクションカメラ「HERO5」は音声での操作に対応しており、カメラに「GoPro、写真」「GoPro、ビデオスタート」と話しかければ撮影が始まる。ただでさえ操作ボタンが2つしかなく、設定はタッチパネルでいじれるから操作で迷うことは少ないのに、ありがたい話。

音声操作対応のアクションカメラ「HERO5」

今回のドローンKarmaも、とにかく操作が簡単だった。これは本当だ。

Karmaは、HERO5などのアクションカメラをマウントして使うドローン。手持ちでも使えるスタビライザー「Karma Grip」が付属する点や、折りたたんでバックパックにしまえる目新しさが注目を浴び、日本での発売が待たれていた。

ドローンKarma

ドローン本体、プロペラ、コントローラー、バッテリーなど、一式がすべてバックパックにしまえる

コントローラーとドローン本体の電源を入れて接続し、ボタンを3秒間押し続ければ離陸する。初動ではキャリブレーションの設定が必要だが、やり方がコントローラーの画面に表示されるので、まったく難しくない。

【動画】離陸シーン