この連載では、Google検索やGooleの各種サービスを便利に使う小技を紹介していきます。
【バックナンバー】Googleお役立ちテクニック

ストリートビューが国内で公開されたのは、今から9年前の2008年のことです。現在までの間に街の景観がずいぶん変わってしまった地域も多くあります。Googleマップのストリートビューは、一度公開されたらそれで終わりというものはなく、過去に何度も更新されています。ストリートビューを表示してみて、つい最近できたばかりの施設やお店が映っているのを見て、驚いたことのある人も多いでしょう。

ところでGoogleマップでは、過去のストリートビュー画像を見ることができます。自分の住んでいる地域がどのように変化したのか観察してみると、おもしろい発見があるかもしれません。今回は、タイムスリップして過去のストリート画像を表示する方法を紹介します。

過去のストリートビューを表示する

まずはストリートビューを表示します。住所や施設で検索して地図を表示したら、ペグマン(人型のアイコン)をドラッグしてストリートビューを表示します。

ストリートビューが表示されたら、画面左上にある時計のアイコンをクリックします。過去に撮影されたストリート画像が表示されるので、画面下部にあるスライダを動かして、「Enter」を押します。表示される画像の時期は、場所によって異なります。時計のアイコンが表示されない場合は、過去の画像を表示できません。

(図1)ペグマンを地図にドラッグし、ストリートビューを表示します。

(図2)時計のアイコンをクリックします。

(図3)過去のストリートビューが表示されます。スライダを動かして年月を選び、「Enter」キーを押します。

(図4)(図5)ストリートビューが過去の画像に切り替わります。最近できた施設などは、建設中のようすを見ることができます。

―――――

過去の画像で表示できるのは2009年5月以降になります。プライバシーへの配慮から、ストリートビューを撮影するカメラの高さが2009年に変更されたため、基本的にそれ以前の画像を見ることができなくなっています。

ほんの数年ではまったく変化がないエリアがある一方で、がらりと様変わりしてしまった場所もあり、興味が尽きません。情報収集といえば最新の情報に価値が置かれがちですが、古い情報で楽しめるのもGoogleマップの魅力といえるでしょう。