キヤノンITソリューションズは、個人向けセキュリティ製品「ESETセキュリティ ソフトウェア」シリーズの新バージョン「ESET Internet Security V10.0」の無償モニター版プログラムを25日から提供開始する。

「ESETセキュリティ ソフトウェア」シリーズ

「ESET Smart Security」シリーズは、ウイルス・スパイウェア対策、フィッシング対策のほか、不正侵入や迷惑メール、有害サイトアクセス対策などのセキュリティ対策機能を備えるセキュリティソフト。最新版プログラム「ESET Smart Security V10.0」では、プライバシー保護や検出力を強化した。

プライバシー保護機能では、PC内蔵Webカメラを遠隔操作する不正利用が発生している状況を受け、Webカメラを使用するプログラムを制限する「Webカメラアクセス制御」機能を搭載。また、家庭内無線LANのセキュリティ対策を目的とした「ホームネットワーク保護」機能を追加した。ルータの既知の脆弱性を検査したり、ルータに接続されている機器をリスト化し、怪しい接続を検知したりすることで、ホームネットワークの"入り口"であるルータ経由の不正アクセス被害を防ぐ。

検出力の強化に関しては、個人向け・法人向けに被害が増加しているランサムウェアの特徴的な動きを検知し防御する「ランサムウェア保護」機能を追加。また、悪意あるJavaScriptによるブラウザ経由の攻撃や、WindowsのPowerShellを悪用した攻撃など、スクリプトベースのマルウェアを検出する「スクリプトベースの攻撃保護」機能を用意した。

対応OSは、Windows 7 / 8 / 8.1 / 10。

同社は、無償のモニター版プログラムを10月25日から提供する。モニター版の公開期間は2016年10月25日から2016年11月23日までで、利用期間は30日。2016年11月16日までに「評価レポート」または「バグ報告」に協力すると、抽選で約100名に「ESET ファミリー セキュリティ」1年間使用権がプレゼントされる。