パナソニックは、4K動画撮影に対応し、手ブレ補正システム「Dual I.S. 2」を搭載したデジタルカメラ「LUMIX DMC-G8」を発表した。ボディ単体と、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」を同梱した「DMC-G8M」を用意する。発売予定日は、いずれも10月21日。価格は、オープンで、店頭予想価格はDMC-G8が税込み110,000円前後、DMC-G8Mが税込み140,000円前後。

「LUMIX DMC-G8」写真は、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」装着時

LUMIX DMC-G8は、有効1,600万画素の4/3型Live MOSセンサーを搭載したデジタルカメラ。光学ローパスフィルターを取り除き、直接センサーが光を感知。これにより、草花や昆虫などのアップ撮影、夕方の街並みなどのスナップ撮影時にも細部まで忠実に描写するという。また、モアレや偽色を抑えるヴィーナスエンジンを搭載。「マルチプロセスNR」により、解像感・質感を維持しながらもノイズを抑えることを実現している。

そのほか、1秒間に30コマの長時間連写「4Kフォト」や、撮影後に任意のフォーカスポイントを選択できる「フォーカスセレクト」、複数のピントの異なる画像を範囲選択して合成できる「フォーカス合成」といった機能を搭載している。動画は4K(3,840×2,160) / 30p / 約100Mbpsまでの撮影が可能だ。

また、LUMIX DMC-G8は、フィールド撮影時の活用が想定されており、手ブレ補正機能、堅牢性、ファインダー性能が向上している。手ブレ補正は、Dual I.S. 2により中望遠~望遠域まで5段分の補正効果を実現。堅牢性という面では、防塵・防滴性能を備える。ファインダー性能では、高コントラスト・高応答性の約236万ドットOLEDファインダーを装備。

主な仕様は次の通り。センサーは、4/3型 有効1,600万画素Live MOSセンサー。モニターは、3.0型約104万ピクセル、静電容量方式タッチパネル。ISO感度は、100(拡張) / 200 / 400 / 800 / 1600 / 3200 / 6400 / 12800 / 25600。シャッター速度は、静止画が1~1/16,000秒(電子シャッター)、動画が1/25~1/16,000秒(電子シャッター)。記録メディアはSD / SDHC / SDXC。連続撮影可能時間は約110分。インタフェースは、入力が、USB 2.0(High SPEED)対応Micro-B、microHDMI TypeD。Wi-Fiは、IEEE802.11b/g/nに準拠。サイズ / 重量は、W128.4×H89×D74.3mm / 約966g(バッテリー、メモリーカード含む)。表示言語は、日本語 / 英語 / 中簡体 / 中繁体 / ハングル語。