米国で「Planet of the Apps」というアプリ開発者/起業家を集めたリアリティショーが出演者の公募を開始した。米Appleと、米Propagateという1年ほど前に設立されたプロダクション会社が共同プロデュースする。今年3月にAppleがオリジナル番組コンテンツを製作する計画を明らかにしていたが、「Planet of the Apps」がその第一弾になる可能性が高い。

The Black Eyed PeasのメンバーであるアーティストWill.i.am、「The Office」「Jane the Virgin,」など数々のヒット番組を手がけてきたBen Silverman氏などが共同プロデューサーとなっている。番組はリアリティショーであると同時に、製品のランチパッドになり、また才能ある開発者を成長させるアクセラレーターになるという。だから、「未来を形づくるビジョンを持ち、本当の問題の解決に取り組み、われわれの日々の生活に変化を与えるような開発者を求めている」としている。

募集人数は100名。参加を申し込めるのは、米国在住資格のある18歳以上(外国人でも可)で、Planet of the Appsのサイトで申し込みを受け付けている(8月26日まで)。アプリの開発対象となるプラットフォームは、iOS、macOS、tvOS,、watchOSなど。10月21日までに、ベータ版または十分に機能するアプリを用意しなければならない。撮影は2016年末から2017年初めの間に始まる。撮影地はカリフォルニア州ロサンゼルスだが、Product Huntと共に米国でテクノロジー産業が盛んな都市を訪れるツアー(サンフランシスコ、ロサンゼルス、オースティン、ニューヨーク)も予定している。

番組ではテクノロジー産業およびエンターテインメント産業のトップによるメンタープログラムが用意される。ファイナルラウンドでは1,000万ドルまでの投資予算を持つベンチャー投資家と交渉でき、勝ち残ったアプリはApp Storeのフィーチャーページで大々的に紹介される。