米Googleは27日(現地時間)、子供向けのプログラミング学習用教材「Project Bloks」公式サイトを公開した。同社の研究プロジェクトで、子供向けの次世代有形プログラミング体験を手助けするオープンなハードウェア・プラットフォームを作ることが目的。

「Project Bloks」公式サイト

Project Bloksでは実際に手で触れる小型のブロックを使い、子供たちが体験を通じて直感的にプログラミングの概要を理解できるようになる。

システムは、「pucks」「Base Boards」「Brain Board」の3つのモジュラーシステム(ブロック)から成り立っている。pucksはオンオフやジャンプ、移動、音楽再生といった、スイッチの役割を担う。Base Boardsは、センサーを通じてpucksの指示を読み込むボードで、複数のBase Boardsをつなげることも可能だ。Brain BoardはRaspberry Pi Zeroをベースに作られたモジュールで、命令処理と電源供給、および他デバイスとの通信を担当。Base BoardsをBrain Boardにつなげると、Base Boardsの指示を読み込み、Wi-FiやBluetoothで他デバイスに送信する。

Pucks

Base Boards

Brain Board

モジュラーの接続イメージ

Project Bloks公式サイトには、Project Bloksを利用したガジェットのアイデアが紹介されている。また、プロジェクトの最新情報を配信するメール登録の申し込みも受け付けている。

温度が下がると、自動的に電球を点灯させるガジェット「Sensor Lab」。外装を木材でデザインしている

異なる楽器の音を重ねたりループさせたりして組み合わせ、ワイヤレススピーカーから再生する「Music Maker」

オモチャを動かすコードを組み立て送信できる「Coding Kit」