日本HPは6日、低コストのカラー印刷を実現にしたオフィス向けインクジェット複合機およびプリンタとして、「HP OfficeJet Pro 8730」と「HP OfficeJet Pro 8210」を発表した。5月下旬から発売する。直販サイト「HP Directplus」の価格(税別)は、複合機の「HP OfficeJet Pro 8730」が39,800円、単機能プリンタの「HP OfficeJet Pro 8210」が19,000円。

HP OfficeJet Pro 8730

HP OfficeJet Pro 8730

「HP OfficeJet Pro 8730」は、プリント / スキャン / コピー / ファックス機能を備えたビジネス向けのA4インクジェット複合機。1カ月の印刷枚数が250枚~2,000枚程度の環境を想定したモデルで、ディスプレイにタッチ操作可能な4.3型カラー液晶を装備する。

インクシステムは4色独立型で、CMYBkすべて顔料インクを採用。黒インクには大容量インクも用意されている。プリント解像度はモノクロが1,200×1,200dpi、カラーが2,400×1,200dpi。給紙トレイの容量は最大250枚で、オプションで最大500枚まで増設できる。

印刷速度はモノクロ約24枚/分、カラー約20枚/分だ。ファーストプリントアウトタイムはモノクロで最速12秒、カラーで約13秒となっている。ランニングコストはA4モノクロが1.4円、カラーが約6.1円/枚。

本体にはコピーとスキャンに利用できるADFを装備(容量は50枚)。1パスでの両面スキャン機能を新たに搭載した。最大A4サイズまでの原稿の読み取りが可能で、光学解像度は1,200×1,200dpi。スキャン速度はモノクロで23枚/分、カラーで12枚/分となる(ともに200dpi時)、コピー速度はモノクロで約22枚/分、カラーで約16枚/分だ。

インタフェースはUSB 2.0と有線LANのほか、IEEE802.11b/g/n対応無線LANを搭載。プリンタに直接無線接続する「ワイヤレスダイレクト」にも対応する。HP ePrint、Apple Air Printといったモバイルプリントも可能だ。本体サイズはW499.5×D530.1×H327.3mm、重量は15.2kg。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.8以降。

HP OfficeJet Pro 8210

HP OfficeJet Pro 8210

「HP OfficeJet Pro 8210」は、ビジネス向けA4インクジェットプリンタ。印刷速度はモノクロ約22枚/分、カラー約18枚/分で、ファーストプリントアウトタイムはモノクロで最速9秒、カラーで約10秒となっている。ランニングコストはA4モノクロが1.4円、カラーが約6.1円/枚。操作用に2インチのモノクロ液晶を装備する。インクシステムやモバイルプリント機能などは「HP OfficeJet Pro 8730」と共通。

そのほか主な仕様は、プリント解像度がモノクロ1,200×1,200dpi、カラー2,400×1,200dpi、給紙トレイの容量が最大250枚となる。インタフェースはUSB 2.0、有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW498×D419×H204mm、重量は8.2kg。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.10以降。