より高精細な6P
まずは、サイズと重量、ディスプレイから見ていこう。
機種名 | Nexus 5X | Nexus 6P |
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サイズ | 幅約72.6mm×高さ約147.0mm×厚さ約7.9mm | 幅約77.8mm×高さ約159.3mm×厚さ約7.3mm |
重量 | 約136g | 約178g |
ディスプレイサイズ | 5.2インチ | 5.7インチ |
ディスプレイ解像度 | 1,920×1,080ピクセル(423ppi) | 2,560×1,440ピクセル(518ppi) |
バッテリー容量 | 2,700mAh | 3,450mAh |
高速充電 | 10分の充電で最長3.8時間使用可能 | 10分の充電で最長7時間使用可能 |
ディスプレイサイズに応じて、6Pのほうがボディが大柄になっている。ちなみにディスプレイサイズと解像度は、5Xが5.2インチのTFTで1,920×1,080ドット、6Pが5.7インチのAMOLED(有機EL)で2,560×1,440ドットになる。
5Xは現在のスマートフォンとしては非常にポピュラーなサイズ、解像度で構成され、持ち運びやすい端末であるのに対して、6Pではサイズが一回り大きいだけなのに、解像度が非常に高くなっている。
これによって、6Pは非常に表示密度が高く、精細に画像や映像を表示できるわけだ。さらに6Pでは液晶ではなく有機ELなので、コントラストが高く美しい表示ができる。これらによって、6Pは5Xに対して、表示能力がかなり高いハードウェアを持っており、よりビジュアル志向が強いハードウェアになっているということがわかる。
そして、どちらも傷に強いCorning Gorilla Glassを搭載しているのだが、5Xではバージョンが3であるのに対して、6Pは4となり、より強力なものになっている。
バッテリー容量に関しては、6Pが3,450mAhであるのに対して、5Xは2,700mAhとなり、ボディサイズが大きな分、6Pは大きなバッテリを搭載している。
この2機種は高速充電ができるのだが、この高速充電にも大きな違いがある。5Xが10分の充電で最長3.8時間使用できるのに対して、6Pでは同じ10分で最長7時間使用できるのだ。どちらも10分ぐらいの充電でかなり長時間駆動できるので、夜に充電するのを忘れても、朝に10分ぐらい充電するだけで、午前中はすごせるぐらい動くはずだ。
しかし、6Pのほうが倍近く駆動でき、充電という面では大きなアドバンテージを持っていることになる。